諫山創『進撃の巨人』16 ①

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第63話「鎖」

 

このタイトルの鎖とは、きっとエレンを縛り付けている鎖であり、壁の中の民を縛る血族という名の鎖なのだろうと思う今日のこの頃。

それにしても、今回のお話もなかなか濃厚なものでした。そして回を重ねるごとにエグさを増していく内容。明らかになる「巨人」にまつわる設定が、全部エグい。

今、連載されている最新話もまあまあエグいですが、この頃もなかなかエグいです。『進撃の巨人』の中で、私が一番エグいと思うのは、この巨人の設定ですね。

ロッド・レイスとヒストリアがエレンに触れることで明らかになった事実。それは、まずヒストリアが思い出した腹違いの姉、フリーダの記憶から明らかになります。

ヒストリアと顔が似た美人なフリーダ。ヒストリアを気にかけて、彼女が幼い頃はよく様子を見にきてくれていたんですね。いいお姉さん。でも、彼女を守るためにその記憶を消していたというフリーダ。エレンに触れることで、その記憶を思い出すのです。

そして、猿轡を咬まされているエレンにも思い出した記憶がある様子。

それらの記憶が明らかにした事実とは、最も戦闘に向いた王家の巨人をうちに秘めていたフリーダでしたが、彼女はエレンの父、グリシャ・イェーガーによって捕食されたという事実でした。

 

しかもそれにとどまらず、グリシャは他のレイス家の一族も巨人の姿のまま、皆殺しにしたというのです。

その記憶を思い出して、グリシャに復讐心を抱くヒストリア。なにこの泥沼。という展開です。

 

そういえば、まだ最新話でも明らかになっていないのは、フリーダたちの元へと駆けたグリシャに対して、フリーダはどう答えたのか、ということですよね。やっぱり、あの「誓い」を反復したのだろうか。

 

そして、グリシャはなぜ一族全員を殺すような真似をしたんだろうか。皆殺しにしないと、その後、エレンに害が及ぶことを恐れたんだろうか。

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