諌山創『進撃の巨人』13 ④

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さてさて前回の続き。せっぱつまった様子のハンジ。どうやらハンジはリヴァイ班に同行する前に何かあった様子。

 

ここから回想シーンで、トロスト区の調査兵団の兵舎へと場面は変わります。朝一でパジャマの上に兵服を着るハンジさんがなんか可愛い。笑

モブリットの報告を受けて、ニック司祭の部屋へと急ぐ二人。何とニック司祭が殺されたというのです。殺害現場にはなんと憲兵団が。彼らに様子を聞くと、どうやら強盗が入ったということですが、ハンジは反論。わざわざ兵舎に押し入る強盗がいるはずがない、と。そして一瞬見たニックの遺体に拷問のあとを見つけてしまいます。問答する憲兵団が、どうやら憲兵団のなかでも更に中央で居座っている中央憲兵であると気づいたハンジ。憲兵団の手を芝居ぶって握って、彼こそがニックを拷問した人物であると確かめます。つまり、ニック司祭は中央の憲兵団によって殺されたのだと。

 

おそらく、壁と巨人の秘密を知るニック司祭が何か漏らしていないか、それを確認するために拷問され、殺されたのだろうというハンジ。つまり、ライナー達のような壁を知る「敵」が、ずっと壁の中にいたのだということです。

 

しかも彼らは治安が悪化して不安定な情勢のなかで、兵舎のなかで事を犯した。調査兵団と駐屯兵団はこの情報を共有しており、中央憲兵を監視することになったが、そこまでがむしゃらに動く理由が、憲兵団にはあるとハンジは言います。それがおそらく、エレンが壁外で巨人を操ったという事実が知らされてからということと深く関係しているのだ、と。

 

ハンジはニックの死に責任を覚え、身を隠すことを提案。マリア奪還のために前進する間に、背後から刺されることを憂慮したのです。

 

が、それに対してリヴァイは反対します。敵は待たない、と。隠れていれば、いずれ追い詰められるのだと。そうしてハンジを奮い立たせたリヴァイ。その声を聞いて、ハンジが選んだのは、前進と背後への攻撃を同時に進めること。リヴァイもまた、「エルヴィンならそうするだろうな」と同意。

 

大人同士の会議により、マリア奪還のためのエレンの硬質化実験と、中央憲兵の探りを同時に行なうことに決まりましたが、やっぱり104期のコニーを筆頭にほとんど理解できていないところが可愛い。笑

 

それもそのはず。この複雑な状況の真ん中には、エレンだけではなく、ヒストリアの存在もあったからです。ヒストリアがリヴァイたちに話した過去は、とても凄惨なものでした。レイス家の使用人とレイス当主の子として生まれたヒストリアは、母親からも疎まれた望まれない子供。

 

そんな彼女でしたが、マリア陥落によってレイス当主である父が、彼女たちと「一緒に暮そう」とやってきます。しかし、そこに表われた男達によって、それは阻止され、母親は殺されてしまいます。しかし、レイス当主は、ヒストリアに「クリスタ・レンズ」として生き、レイス家に関わることなく、訓練兵として生きるのであれば見逃してもいいのでは、と提案します。それが認められ、ヒストリアは「クリスタ」として生き、その二年後、訓練兵に入って、エレン達と出会ったのだと。

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