諌山創『進撃の巨人』12 ⑦

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さて、前回の続き。巨人に群がられてベルトルトを守る手をゆるめるライナー。それを見て、ミカサが反応しますが、即座にジャンに無理だ、と諭されます。そりゃそうです。エレン奪還のためには、ライナーに群がる多数の巨人の群のなかをかいくぐらなければならないのですから。

 

「誰かあそこまで行けんのかよ」と逡巡するジャンは当然。おそらく、これは突撃中の多くの兵士がそう思っていたはず。そんな迷いを振り払うのは、やはり団長。

 

 巨人の群のなかへ「進め」と指示するエルヴィンが右腕を振り上げたとき、その右腕を巨人に食われてしまいます。そのまま、巨人に右腕をくわえられてしまうエルヴィンは、そんな捕食される状況のなかでも、生き残っている左腕でブレードを振り、「進め!!」と指示。その姿に、調査兵たちは意を決して自分の命を捨てながら前進。そのなかで食われなかった者たちが鎧の巨人に到達。まずミカサがベルトルトに攻撃しますが、その瞬間を他の巨人に狙われ、胴体を握りしめられて骨を折った様子。ミカサはハンネスさんがなんとか助けますが、ベルトルトへの攻撃とエレンの奪還は鎧に阻まれ絶望的。

 

 そんな状況のなか、鎧にとりついたアルミンがベルトルトに呼掛けます。そこでアルミンが下したのは、自分の命を捨てること。そして、他に何が捨てられるのか。

 

 そこでエルヴィンの姿を思い浮かべるアルミン。彼が捨てたのは、エルヴィンと同じく自分の人間性でした。

 ベルトルトがアニに好意を持っていたことを思いだし、それを利用して、アニを置いていくつもりかと詰問します。アニが拷問にかけられているというアルミンのウソに反応して、「悪魔の末裔が」と身を乗り出したベルトルト。

 

 その瞬間に、エルヴィンの振り上げた刃がエレンを彼の背中にくくりとめていたヒモを斬ってしまいます。エルヴィンの刃が届いた。

 

 ベルトルトから落ちたエレンをミカサがゲットして、その瞬間に退避命令を下すエルヴィン。誰かが止血止めをしてくれています。にしてもこの人やばい。アドレナリンのおかげで頑張れてる。

 

 一方でヒストリアは、ユミルと一緒に壁の向こう側に行こうと撤退せずにそのまま残ろうとしていますが、それをコニーがとめます。いっぱいいっぱいになっているヒストリアに、ユミルが自分のためにヒストリアを連れて行こうとするはずがないと言います。ユミルが動くときはいつだってヒストリアのためだったと。

 

 そうしてコニーたちもあわせて生き残っている調査兵団全員がなんとか帰還しようと撤退するなか、ライナーが投げた巨人がその進路を阻みます。巨人投げ!!

 

 隊列を乱された調査兵団。エレンをのせたミカサの馬もこけてしまいます。エレンは腕を拘束されていて身動きできず、ミカサもあばらを折って動けない。

 

 そんななか、彼らに迫る巨人。

 

 それは、エレンの母カルラを五年前に捕食した巨人だった。

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