諌山創『進撃の巨人』12 ⑥

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第49話「突撃」

 今回のサブタイトル通りの内容のお話。つい最近まで本誌で行なわれていたシガンシナ戦と同じくらい、とても怖くて戦慄的な戦いの場面です。

 

 前回、ミカサたち104期がライナーの鎧の巨人に追いつき、人間の姿でエレンを背負っているベルトルトに説得?を試みていた最中、エルヴィン団長の指示で巨人を引き連れた調査兵団本隊が突っ込んでくるという場面で終わりました。

 

 今回、エルヴィンが巨人を引き連れたままやってきたのは、ライナーたちを巨人たちに攻撃させるため。そうして混乱状況に持ち込むことで、鎧の巨人の足を止めようというものでした。ハンネスさんの声かけで鎧から身を引く104期たち。鎧の巨人に接近したところで、エルヴィンも団員に「散会」の指示を下します。

 

 エルヴィンの予想通り、巨人の群はライナーの鎧の巨人に集中。彼が巨人たちに食われているところを遠くから呆然と見つめる調査兵たち。しかしここで終わりではありません。

 

 ジャンが「地獄か…」と呆然とするなか、「いいや」と否定してこれからだと再度の突撃命令を下すエルヴィン。

 

 尋常じゃない命令です。巨人の群へと突っ込めという命令に、エルヴィンは「人類存亡の命運は今!!この瞬間に決定する!エレンなくして人類がこの地上に生息できる将来など永遠に訪れない!!エレンを奪い返し即帰還するぞ!!心臓を捧げよ!!」と馬上で敬礼をして兵の士気を鼓舞する団長。

 

 そして誰よりも先に突撃する姿はまさに戦闘の指揮官として勇猛なもの。エルヴィンのカリスマ性とその判断の特異性が如実に表われた瞬間でした。確かに、こんな命令を下せるのはリヴァイでもハンジでもなく、エルヴィンただ一人でしょう。こわい。

 

 「調査兵団め…奴ら完全にどうかしてる」と冷静に傍観している憲兵団の感覚が普通ですね。ごく普通の人間はそうなる。やはり、調査兵団はその兵団自体が特異なのは間違いないでしょう。本当に、命の優先順位をわきまえている(という言い方が妥当かどうかはわかりませんが…)人たちの集団なんですね。えぐい。

 

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