諌山創『進撃の巨人』12 ②

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さてさて前回の続き。エルヴィン率いる調査兵団が迫っていると察知して、夜を待たずに逃げることを選んだライナーたち。

 

激昂してライナーに殴りかかるエレンはとりあえずおねんねしてもらう二人。気絶したエレンをライナーが、ユミルをベルトルトが背負い、それぞれ立体機動で森の奥へ進みます。巨人の力が最大限に引き出せない今、ヘタに巨人化すれば巨人の餌食になる可能性が高い上に、調査兵団が迫っているという、ギリギリの状況。そこで、ユミルは迫り来る調査兵団に、必ずクリスタがいるはずだとライナーに言います。極度のお人好しの彼女は自分を助けるために来ているはず。だから、彼女に会いたいと。

 

 それに対して、逃げ切れるかどうかの現状で、クリスタに構える余裕はないと反対するベルトルトとライナー。ですが、ユミルは今でなければ自分は彼女に会う機会はないと叫びます。故郷に行ってしまえば自分は死ぬしかない。ならば、彼女に会えるのはこれが最後であると。彼女に会えなければ、ここで調査兵団側につくとさえ言うユミル。クリスタに会いたいがために支離滅裂な願望を押しつけるユミルに、わがままだと叫ぶライナー。そんなことをすれば、この戦いのなかからクリスタを助けることもできないと言います。彼らからすれば、一旦ここを引き、体勢を整えてからクリスタを奪還すれば、壁の中で繰り広げられる戦いから彼女を救うことができるのに、ユミルの願望を聞いてここで調査兵団と接触すれば、自分たちはエレンを連れ帰れないどころか、死ぬかも知れないリスクを背負う。そうなれば、クリスタを助けることなど不可能になる。

 

 しかし、ユミルは「自分はクソ」だと言い、クリスタの先など知らない。それよりも自分はクリスタに会いたいとして、彼らを脅してその場に止まることを要求。

 

 結果、どうやらライナーたちはその要望に応えた様子。アルミンやミカサたち調査兵団が巨大樹の森へと着いたとき、待ち構えていたのは巨人化したユミル。104期の面々が彼女を見つけるなか、コニーがユミルの姿を皆に教え、ライナーたちの居場所を聞いている最中、ユミルはクリスタを見つけてぱくっと食べてしまいます。

 

 その行動に動揺する104期生たち。アルミンはとっさに気づき、自分たちがおびき寄せられていたと察します。

 

 ユミルがクリスタを口に含み、さらった後、ベルトルトたちと合流して、ライナーが巨人化。全員で巨大樹の森から離れて去って行こうとします。エレンが連れ去られると絶望するミカサたち。今回はここで終了。

 

 この話、最初読んだ際は、ユミルの言っていることがほんとに自分勝手で、「ユミルってやっぱりこうだよな」と思っていましたが、今ユミルの過去を知ってから読むと、彼女の願いが本当に切実で「自分のために生きよう」としていた何よりの証だったのだと胸があつくなります。そして今後の展開で、その願いが本当に本当にクリスタを大切に思っていたからこそのものだったと。。。もうユミルの株だだ上がり。

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