諌山創『進撃の巨人』11 ①

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第43話「鎧の巨人」

 いよいよ11巻に入りましたね。今回は、あまり話は進まず、アクションシーンが多い回でした。でも、見応えたっぷり!

 

 諌山先生は「絵が下手」とデビュー当初から言われていましたが、臨場感やスピード感などの描き方は素晴らしいと思いますね。

 

 今回は巨人化したライナーとベルトルト、鎧と超大型との交戦がとっても見応えがありました。

 

 巨人化して鎧に向うエレン。壁の外へと転がりこんでの戦いです。それを見ながら「あの時…二人の首をちゃんと…刎ね落としていれば」というミカサの後悔が描かれているのも以外でした。

 

 ミカサは二人のことは「覚えていない」と言いながらも、やはりためらいがあったことが描かれています。そりゃそうだよね。だって二人とも、三年間苦楽を共にしたんだもの。なんだか、ここら辺から「対巨人戦」がかなり精神的にきついものへとなってきましたよね。

 

 それにしてもミカサのことは、auのスマートパスで公開されているサイドストーリーやインタビューからのほうがよく分かるかも。

 

 さて、鎧がエレンと戦っている最中、超大型は上半身だけを巨人化させ、その胴体部分の骨を壁上へと固定させて腕で壁の上にいる兵士達を襲います。

 

 ハンジの命令で壁から退避する兵士達。しかし、そこでユミルと兵士一名が食われてしまいます。その瞬間に、アルミンがベルトルトの名を呼ぶのが切ない。

 

 それを見たハンジが、戦闘開始を合図して調査兵団が全員で斬りかかるのですが、そのコマが圧巻。

「人類の仇そのものだ、一斉に掛かれ!!」

 

その合図と共に、超大型の動きを完全に見切ってうなじへと同時にアンカーをさして切り込もうとする調査兵団の姿はまさに精鋭。

 

一人一人の技能と戦闘力の高さが窺えます。これ、アニメで見たらちょーかっこいいだろうな。楽しみだ。笑

 

 しかし、人類の仇はそう一筋縄ではいかない。体中を発熱させ、燃え続ける超大型。その熱さ故に手出しができなくなった調査兵団。しかし、身体を長時間燃やし続けることは不可能と判断したハンジは、総員に待機命令を下し、少人数の班員とアルミンを連れて、壁外へ。エレンの援助へ向います。

 

 待機を命じられた女性兵士のひとり。これはニファですね。彼女に立体起動装置を付けていないコニーが下がれと言われ、「ライナーとベルトルトはどこですか!?」と問うコニー。あの二人は装置をつけていない。助けてくれ、と。

 

 あの混乱状態のなかで、全員が二人の正体を見たわけではないということがわかると同時に、コニーの言葉がつらい。

 

 カッコイイ戦闘シーンで終わらせない、人間同士の戦いの凄惨さが描かれはじめた瞬間だと思います。

 

 場面は変わってライナーに向うエレン。

 

「この害虫が。オレが今から駆除してやる」と叫ぶエレン。信頼していたからこそ、その怨みも大きいもの。このとき、裏切り者ライナーに対して極端なことを言うエレンに「そうだそうだ」と思った読者もいるかもしれない。

 

 

 しかし最終ページ。鎧がエレン巨人を撃破する見開きいっぱいのページ。すごい迫力!!

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