諌山創『進撃の巨人』8 ⑤

a8f142a332383ca8b08acdb7612918ff1

さてさて前回の続き。ハンジと司祭の壁上でのシーンから一変して、エレンとジャン、ミカサ、アルミンのシーンへ。ベッドで休むエレン。みんなお葬式みたいな雰囲気。会議に呼ばれてアルミンとジャンは出て行きますが、ここでもだいぶアニメでは変更がありましたね。エレンが寝ていたのは地下室ではなく、風通しの良い部屋でしたし、ジャンとアルミンは憲兵団の尋問に呼ばれていました。そんでエレンに付きそうミカサへのジャンの切ない恋心がアニメでは見れて笑った。笑

 

 あと、アニメではこの後、アルミンが「人間性を切り捨ててでも」というエルヴィンと同様の理論と覚悟を語りますが、ジャンがそれに対して「それで巨人に勝てたとして、それは本当に人類の勝利って言えるのか」と問いかけるシーンがあります。この会話もすごく印象的。ほんとにジャンあんたすげえよ!と。ジャンの問いかけは本当に必要なものだと思います。特に87話まで読むとさらに思う。しかし、ここではアルミンはそれには答えません。ジャンの問いかけは人として大事だからこそ、この状況下ではあまり意味をなさないものなかもしれません。。。

 

 またシーンは変わりますが、エルヴィン達兵団幹部への尋問。このときのエルヴィンの言葉も最新話から遡ってみると、もう

 

 アニが結晶化してしまい、犠牲は無駄だったのだろうか、と全員が思うなか、エルヴィンはそれに価値があると断言します。

 

「奴らは必ずいるのです。一人残らず追い詰めましょう。壁の中に潜む敵をすべて」

 

これは「巨人を一匹残らず駆逐してやる」と言うエレンにも似ているけれども、それよりさらに過激。敵を「人間」と承知しながらもそれを「一人残らず」と言うエルヴィンは、87話で悪役的に描かれている軍曹が言っている言葉とリンクもしている。歴史の繰返しを感じさせる言葉です。諌山先生はたぶん「歴史」というもののもつ「物語性」をよく理解しているのだなぁとつくづく思います。

 

 そんなシリアスなシーンで、まさかの早馬伝令!!

 

「ウォール・ローゼが!!」

 

え?なになに?と思ったら、話は12時間前に遡ると!!場面はローゼの南区。ミケ班に監視されている104期の面々。彼らが「なんでこんなところにおらなあかんねーん」とだらだらしているときに、緊急事態発生。

 

「南より……巨人多数襲来!!ウォール・ローゼは突破された!!」

 

えええ???!!!!

 

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ