諌山創『進撃の巨人』8 ④

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第34話「戦士は踊る」

 今回は8巻収録最終話。だからこそでしょうか、とっても内容の濃い上に話が急展開する回でした。

 

 結晶化してしまったアニ。それを地下へと運ぶ調査兵でしたが、指揮するハンジや部下たちには焦りが見えます。兵士だけでなく、無辜の民すらも犠牲にしてまで決行した作戦の結果がこれですから、それはそうですよね。決して失敗は許されなかったはずの作戦なのに、まさかの展開ですから。

 

 そしてそんなときに発覚する「壁の中の巨人」の存在。こんなんもう、パニックどころじゃないですよね。「ハンジさん、指示を!」ってこれモブリットですよね。部下も呆然としているなか、そんな声をかけられるほど、ハンジもパニックに陥っているのが新鮮でした。それほどの異常事態なんですね。

 

 そんなハンジの肩をつかみ、「巨人に日光をあてるな」と指示をしたのは、まさかのウォール教の司祭。その指示を採用して、急いで布で壁の穴をふさいだ後、司祭に尋問するハンジ。壁の中に巨人がいたことを知っていた彼に、そんな重大な情報を知らせなかったのは何故だと激昂するハンジさんの怒りに胸を打たれるシーンでしたね。映画版の最後ではここもアニメ化されていましたが、ちょーかっこよかった。

 

 奇行種なんて呼ばれているハンジさんではなく、仲間の死を受け止めてその上で怒りを抑えながらやってきたハンジさんが垣間見れたのもよかったですが、その彼女に壁の上から落とされそうになりながらも、己の信仰と「司祭」でありながらも自分の浅はかさを自覚して命をなげうってでも、「何か」を守ろうとする司祭の姿には、アニメではすごく心動かされました。

 

 やっぱり話もすごいけど、アニメになるととんでもなくかっこよくなるな。笑

 

 司祭の覚悟を見て、ハンジは彼を殺すことをやめますが、いつも笑っている彼女が「怖いなぁ」と震えるシーンはすごい印象的でした。彼女は比較的弱い部分が描かれることの多い幹部ですね。てかエルヴィンとリヴァイがぶれなさすぎるのか。回を追うごとに色んな顔を見せてくれるのはハンジだけかもしれません。

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