諌山創『進撃の巨人』8 ②

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第32話「慈悲」

 

前回から、なんだかタイトルと内容が合っているようなミスマッチなようなでちょっと恐ろしさを感じる今日この頃。

 

毎度思いますが、もうこの世界がハードモードすぎて心臓に悪いわ。

 

アニが女型の巨人であることが発覚した今回。アニが巨人化して、地下に逃げたエレンを捉えようと、地下を手当たり次第崩していく様が恐怖。

 

途中、アニ捕獲計画の作戦会議の回想がありましたが。アニが女型の巨人だとしたのは、やはりアルミンで、この作戦を立案したのも彼だったんですね。恐るべき15歳。アルミンは最初から卓越した頭脳を披露していましたが、ここにきて彼のなかでの尋常ならざる覚悟も見えてきましたね。やはり、エルヴィンの姿を壁外調査で見て感化されたのかな。二人の判断基準と覚悟の形が似ている。

 

同期へ疑惑をかけるという人としてどうなのか、というギリギリのところを、「人類」のために容易に捨て去ったアルミンの姿がなんだか痛々しい。

 

少年マンガって話が進むごとに強大な敵が現れて、それに立ち向かっていくことで、登場人物たちは様々なものを得ていく、という気がするのですが。なんだか『進撃の巨人』は逆に、登場人物たちは「大切な何か」をどんどん失っていっているような気がしてならない。「人類」のために、何かのために、最前線に立って道を切り開く彼らの行く末は真っ暗。そして開いた道を振り返っても何も残らない。隣の戦友も次々にいなくなる。そんな怖い道のりのようで、とても怖くなる。

 

どうか皆幸せになってほしい……

 

 

話は戻りますが、巨人化したアニへ対抗するためにエレンも巨人化を試みます。しかし、アニのことがブレーキになってなかなか巨人化できません。それに代わってアルミンとミカサが命をかけた作戦を実行するんですが、その際にエレンがなぜアニと戦えるのか、と聞いたところミカサが「世界は残酷だから」と答えます。

 

そのときになんだか微笑んでいるように見えるミカサ。その姿にエレンは決心してついに巨人化するのですが。ここはアニメで大きく改訂された部分でしたね。アニメではなんやかんやでエレンは巨人化できずに一旦死にかけますが、アルミンが「何も捨てられない人間には何も変えることが出来ない」というセリフに目覚めて、母親を殺されたことなどの憎悪を糧に巨人化します。

 

アニメ版の方が、エレンの心の変化がわかりやすくて納得できるんですが、アニメの筋書きだと、エレンはとことんミカサよりアルミンの言うことの方が響いてるなって思っちゃいました。笑

 

がんばれミカサ。笑

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