諌山創『進撃の巨人』7 ⑥

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第30話「敗者達」つづき!

そんでもって、リヴァイ対女型がやばい。圧倒的。リヴァイがチートすぎてやばい。あんた一人で頑張れたんじゃないかとさえ思っちゃうぜ。

圧倒的な能力でエレンを奪還して、戦線離脱する際、女型が流した涙が印象的でした。

彼女が流した涙の真意はまだわかりませんが、敵が人間だということをまざまざと見せつけられたような気がしました。

 

 

そして場面は変わって荷馬車の上で横になるエレン。調査兵たちは帰還途中。もう壁の目の前まで帰還していました。

 

壁の中に戻ってきた瞬間から彼らを迎える冷ややかな視線と罵倒。「人類」のために死んでいった仲間達が、「人類」に非難され、しかしそれに対する反論もろくにできないという状況。想像以上につらい現実。それが調査兵。そんな調査兵に憧れの視線を向ける子供達の姿に、エレンは昔の自分を重ねて涙します。ここで、勇敢に戦う勇ましい兵士の姿は、実のところ痛みしかない苛酷なものなのだという「真理」が描かれていると感じました。『進撃の巨人』のしんどさはここにありますが、だからこそ良いと思います。かっこよさもあるけれど、それ以上に「戦いたくない」と読者に思わしめるレトリック。現実的だと思います。

 

最後、リヴァイやエルヴィンのコマなんてもう……。追い打ちかけてくるなあ。ペトラのお父さんがリヴァイにペトラの手紙の内容を語りにくる、とか。娘の姿が見えなくて、怖くなってリヴァイに話しかけてきたんだろうけど、その焦ったような笑顔に、死地に娘を出す親の気持が凝縮されていてつらい。そして、そんな父親の話をすんげぇ顔して聞いているリヴァイもつらすぎる。こんなん、普通じゃ堪えられない。

 

そしてエルヴィン団長。先頭を歩く彼に対する民衆の罵倒。この絵では分かりにくいですが、アニメのエルヴィン団長の表情はすごかったですね。作戦遂行中の表情からは考えられないほどの絶望。そして傷ついている表情。彼はほんとにつらい立場にいる。もう、、、幸せになって。。。涙

 

そんな彼らは「敗者達」。さんざんに終わった壁外遠征により、調査兵団の支持母体は瓦解し、エレンと幹部の王都招集が決まったというところで今回は終わり。

 

調査兵団そのものの存続の危機。そしてエレンの命の危機。しかも巨人は取り逃し。何の成果も挙げられなかったこの八方ふさがりの状況。果たしてどうなるのか。というギリギリのところで七巻は終了です!ふぁぁあああ。

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