諌山創『進撃の巨人』7 ④

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第29話「鉄槌」

 リヴァイ班の班員を殺された前回。エレンが激昂して巨人化し、女型の巨人と応戦するというのが今回のお話でした。

 

というより、久々に?少年誌らしくエレン巨人と女型巨人とのアクションシーンが大半を占めたお話でしたね。二体の肉弾戦がとっても生々しく、そして怖かった!

 

主人公であるエレンより、敵であるはずの女型の方が「人間らしく」見えた不思議。エレンの方がまるで悪役のように、理性を失っていて、そして怪物的な怖さがありました。目が完全にいってしもうてたわ。

 

激昂したエレンは、もう一人称もなにもかもがおかしくなって、カタカナになっているあたり、人間性を喪失していたんでしょうね。そんなエレンの方が有利に思えたのですが、そこで女型の何かを決意したかのような眼がアップされて、その後なんやかんやで頭がふっとばされるエレン。

 

「ア」  と眼を見開いたエレンは、そのまま頭部全体を破壊され、そのままうなじから出さ

れて女型に食われてしまいます。パキパキいうてるがな!と思ったとき、女型に食われてその場を去って行くのを見たのがミカサ。

 

巨人化したエレンの声を聞いて、単身エレンを追ってきたんですね。すごい行動力だ。そんなエレンに「…行かないで」と弱々しく言うミカサの言動から、彼女のなかでのエレンの大きさ。そして彼女の孤独が強く描き出されていて切なかった。

 

今回はここまでのお話で、アクションシーンに重きを置かれていて話自体はそんなに進みませんでした。

 

でも、エレンが意図的に巨人化して初めての戦闘シーンを見て、彼は果たして人間なのか化け物なのか、という疑問すらもわきました。

巨人化できる、という意味で化け物かどうか、という意味ではなく、彼の心の在り方が。リヴァイが彼を「本物の化け物」と言ったのはここにあるのだろうか、と。

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