諌山創『進撃の巨人』7 ②

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さて、前回の続き。エルヴィンの判断に否を唱えたジャンに対し、彼の冷酷な判断は正しかったと言うアルミン。

ここでアルミンがジャンに対して言った言葉は、後々のアルミンの選択の判断基準になっていくものですね。

 

「大して長くも生きてないけど確信してることがあるんだ。何かを変えることができる人間がいるとすれば、その人はきっと、大事なものを捨てることができる人だ。化け物をも凌ぐ必要に迫られたのなら、人間性をも捨て去ることができる人のことだ。何も捨てることができない人には、何も変えることはできないだろう」

 

ピクシス司令やザックレー総統、そしてイアン班長もそんな選択ができる人として思い出されています。

そして、エルヴィンは人間性を切り捨て、壁の中の人類と調査兵100人の仲間の命を天秤にかけ、後者を切り捨てることができる人だったと。

 

だからこそ、女型の巨人を出し抜いて捕獲に成功したのだと。

 

この選択。非常に恐ろしい選択ですね。物語のなかでは常に出てくる価値判断ですが、この選択ができる主要人物は、物語が進むごとに辛い立場になっていく。フィクションとして見ればかっこいいな~で終わるんだけど、その隙間にキャラの苦悩が描かれていて、現実的に彼らの選択が彼ら自身を追い詰めていく様が見て取れてつらい。。。人々の未来のために、まさに心臓を捧げている様がつらい。。。

 

そんな選択をして捕獲した女型。しかし、ミケとリヴァイがブレードで攻撃をしかけても、身体を硬化させる能力を有する女型には全く効かない。さらに爆弾でうなじを守る両腕を吹っ飛ばす指示を下すエルヴィン。

 

そこに、女型が断末魔のような大きな叫び声。こええ。その声により、一気に走り寄ってくる無数の巨人達。全方向から多数、巨人が女型を食いにやってきた!こええ。。。

 

総員で女型を巨人から守るものの、数が多すぎて太刀打ちできず、エルヴィンは一時退避の命令をかけます。身体を食わせて情報を抹消した女型に軍配があがった。それで今回は終わり。

 

100人の命を捨て、人間性を捨てたエルヴィンよりも、全てを捨て去った女型が勝ちだと。なんと辛い。。。。

 

しかし、今回は、、、リヴァイが女型に話しかけていた内容もなかなかあれでエルヴィンやリヴァイにクローズアップされた回でしたね。

 

リヴァイが女型に向けて「お前は確か色々なやり方で俺の部下を殺していたがあれは楽しかったりするのか?俺は今楽しいぞ。なぁ……?お前もそうだろ?お前なら俺を理解してくれるだろ?」

 

この言葉。。。彼が部下を殺されて怒っている、というのは理解できたんですが、後半何言っているのかよくわからなかったんですが。あれですね。リヴァイの「異常」な部分が出たんですね。笑 彼本人が語るように「異常」なものを見過ぎて「異常」になった自分と、そこから彼の根源的な孤独が垣間見えるようなセリフですね。でも私、やっぱりリヴァイがイマイチわかんない。エルヴィンは怖い。ハンジは一番共感できる。笑 ミケは変人。そんなイメージが定着している今日この頃です。

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