諌山創『進撃の巨人』5 ③

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第19話「まだ目を見れない」後編。

 

しかし、まだこのマンガを読んでいないとき、なんかの拍子でアニメのこの場面だけ見ちゃったときがあるんですけど、正直「なんじゃ怖えなこのマンガ」と思っちゃいました。「黙ってオレに投資しろ」って叫ぶ主人公って。。。どんなヤツで、どんな情況やねん、って思ってましたけど、なかなか……。

 

そんな反骨精神満載なエレンに銃口を向ける憲兵団!

 

と!そのときにぶっ飛ぶエレンの歯!!

 

見開きで、エレンの顔を容赦なく蹴り飛ばす兵長のアップに恐怖。何も言わず、突然エレンを蹴りつぶすリヴァイの顔が、目は死んでるし、口は半開きだしでちょー怖い。(そういやリヴァイはしょっちゅう口半開き。)

 

「これは持論だが、躾に一番効くのは痛みだと思う。今お前に一番必要なのは言葉による「教育」ではなく「教訓」だ。しゃがんでるから丁度蹴りやすいしな」

 

名言すぎる怖いセリフ。

 

ばんばん蹴ってくるリヴァイを、それでも睨み付けるエレンはやっぱり普通じゃない。マンガの主人公はたいてい、一般人より何らかの突出した部分(もしくは人より劣った部分)が描かれますが、エレンの場合は、というかこの物語に出てくる突出した人びとは、少し狂気が垣間見えますね。二次元なのに、ぞくりとさせる何かがある。

 

そんなこんなでリヴァイの「説得」の時間。エレンに一方的な暴力を容赦なく加えるリヴァイに対して、「危険だ」と言う憲兵団に対して、矛盾を正しく指摘するリヴァイ。

 

つまり、エレンを解剖しようとする者、いじめた者は、エレンを殺すことができるのか、ということを失念していると。知性がある分、普通の巨人よりも厄介であると考えられるエレン。しかし、そんな驚異も、自分にとっては敵にはならないということを述べながらエレンをぶちのめします。そこで、エレンを壁外調査へと連れて行き、彼の有効性を証明するまで一端調査兵団預かりにする、というカードをきるエルヴィン。

 

ザックレー総統に、エレンを殺すことができるのか、という質問を投げかけられて間髪入れずに肯定するリヴァイ。

 

そんな団長兵長のやりとりのおかげで、エレンの所在を調査兵団に託すことに成功。その後、部屋に戻されたエレンに対してエルヴィンが「よろしく」と笑う顔にびっくり!

エルヴィン、そんな顔も出来るのね!笑

 

今回のお話は、抜けた歯のあとを見ようとしたハンジが、既にエレンの口に歯が生えていたことを発見して終わり!再生能力は人間の身体のときもあるんですね。ちょっとしたホラーで幕を閉じました。

 

しかし今回はなかなか兵長がノリノリでしたね。こういう暴力的なことを厭わない性格というのは、もちろんあるんだろうけど、(そういや女型を捕獲するときなども、少々残忍さを醸し出してましたけど、情の深さと残忍さは彼のなかで両立しているのかもしれませんね)、こういう役回りをここでは、完全に演じきったような印象がありました。

 

エルヴィンもそうですが、「人類最強」は周りの視線からそれをうまく演じているような印象がありますね。良くも悪くも。

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