諌山創『進撃の巨人』5 ①

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特別編「イルゼの手帳」

 

五巻の最初に収められた特別編。今回のお話ではイルゼ・ラングナーというとある調査兵団の女性が主人公。

 

とっても短いお話ですが、ここではイルゼが遭遇した巨人と、その巨人が発した「ユミルの民」という言葉。そしてその巨人が「ようこそ」とイルゼに敬意を払ったという事実が明かされました。

 

巨人を前にし、恐怖しながらもその奇怪な事実を手帳に書き記すイルゼ。捕食される寸前まで恐怖に戦いながら記し続けたその営為は、一年後。ハンジとリヴァイによって発見されます。

 

リヴァイがその手帳を発見し、「イルゼ・ラングナーの戦果だ」と述べたところで本編は終了。

 

ここでは、巨人が人と意思を疎通させることができる、という事実と、「ユミルの民」が何らかの関係があるということが明らかにされました。

 

原作ではこの部分だけの叙述でしたが、OVAのアニメ版ではだいぶ加筆修正されていましたよね。

 

ハンジがほとんど主役で、リヴァイ班も出てきてとてもステキな回でした。笑

 

ハンジがまだ巨人捕獲作戦をエルヴィンから許可をもらっていない時期の事。エレン達が調査兵団に入る一年前の頃として描かれていました。

 

壁外調査時に独断専行するハンジはまさに奇行種でしたが、なんか女の子って感じで可愛かった!笑 原作のハンジさんは大人っぽくて落着いていて、どこか気持ち悪くて女性らしくもあるけど、性別とかあんまり関係無いって感じでしたけど、アニメ版はとにかく喜怒哀楽が激しくて、感情が先行しがちな女性って感じ。笑

 

そんなハンジが一人追いかけていった巨人がかつてイルゼを捕食した巨人、という設定。なんやかんやでその巨人はリヴァイによって駆逐されます。そしてその後、その巨人が木の洞のなかでイルゼの首のない遺体を保管していたことが判明。そこで手帳も発見、という流れ。

 

そのことをエルヴィンに報告した結果、巨人の捕獲計画が許可されるというのがOVAの大筋でした。

 

ここで、原作にはない、意思をもった(知性をもった)巨人の行動の薄気味悪さが濃厚に出ていましたね。洞のなかで遺体を保管する有り様などは、まるで宗教性すらも感じさせるほど(そういや、壁の中にはウォール教という宗教以外出てきませんね。あんだけ人の生き死にが激しく、中世的な世界観のなかで、宗教性が希薄だというのもなんだか気になる部分。笑 フィクションだしそこまで考えなくてもいいんだけど、人類の心の支えは何なんだろうって考える。あ、王政か?)

 

なにはともあれ、アニメのハンジとリヴァイのなんだかかみ合っていない感じもステキ。笑

そんでアニメ兵長はとにかく原作以上に仲間思い。笑

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