諌山創『進撃の巨人』4 ⑦

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マルコの死体をジャンが見つけてしまった場面の続き。

何故死んだのか。どんな最後だったのか。それも分からないまま、呆然とするジャン。

 

また、別の場所ではサシャが巨人が吐いた死体の山を見つけてしまっていました。巨人には消化器官がない。そのため、人を腹一杯食ったあとは、そのまま吐いてしまう。そのあまりに理不尽な死体の山に「そんな……」と言葉をなくすサシャ。

 

そしてまた別の場所では、兵士の死体を前に「ごめんなさい…」と絶望しきった表情で謝罪するアニ。

 

そんなそれぞれの絶望の終わり。死体を荼毘にふしている夜。マルコの言葉を思い出すジャン。

 

「怒らずに聞いて欲しいんだけど…ジャンは強い人ではないから、弱い人の気持ちがよく理解できる。それでいて現状を正しく認識することに長けているから、今、何をすべきかが明確にわかるだろ?まあ…僕もそうだし大半の人間は弱いと言えるけどさ…それと同じ目線から放たれた指示ならどんなに困難であっても切実に届くと思うんだ」

 

今、なにをすべきか。

 

この言葉は、これからずっとジャンの判断の根本に据えられるものとなりますね。そのマルコの言葉を胸に、震える拳を握りながら苦渋の表情で「調査兵団になる」と皆に宣言するジャン。

 

マルコの死が、彼の人生を大きく変えた一瞬。そしてそのジャンの人間らしい弱さと、それでも友人の死を捉え続ける彼の実直さに心打たれた回でした。ジャン。お前はほんとに……涙

 

そんなこんなで場面は変わってエレン。

 

トロスト区に入った巨人の大半は駐屯兵団の大砲で死滅。残った巨人も調査兵団によって掃討。その際、巨人二体の生け捕りに成功した調査兵団。

 

その調査兵団の団長エルヴィンと兵士長リヴァイがエレンに「何か質問はあるか」と問います。

 

エレンはなんと!地下牢に閉じ込められていました。憲兵団の預かりになっているというエレン。そのエレンに接触の許可をもらって会いに来たという二人。二人はエレンの巨人化の話、そして父であるグリシャが彼に託した地下室の鍵についても知っている模様。そしてその上で、エレンの意思を問います。どうしたいのか。

 

それに対するエレンの答がさすがすぎる!

 

「調査兵団に入って…とにかく巨人をぶっ殺したいです」

 

エレンは決して冷たい人間ではなくて、それなりに人間らしく人を思いやる気持ちもある男の子。なのに、こうしたまがまがしいほどの欲望をどこに隠し持っているのやら。そしてそれはどこから出てくるのか。そんな風にふと思うときがあります。

 

しかしこの強い目的意識はリヴァイの目には「悪くない」と、良いふうに映った模様。

 

評価の基準が完全にゴロツキ基準だぜ兵長!

 

リヴァイが直々にエレンの世話の責任を持つことを宣言。

 

なんか、かっこいいよな兵長!!!

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