諌山創『進撃の巨人』4 ⑥

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第18話「今、何をすべきか」

雨の中の歩行による行軍訓練。そして模型の巨人に対する立体機動術の訓練。そのなかでキース教官の分析によって、104期生の個性が浮き彫りになります。

アルミン、ライナー、アニ、ベルトルト、ジャン、コニー、サシャ、ミカサ、そしてエレン。その評価のなかに入らなかった104期生が一人。

 

彼の立体機動術の特徴を、エレンは不思議に思い問います。

「なあマルコ?お前は一番に目標を見つけても他に譲ってるように見えたんだが…憲兵団になりたいんだろ?得点が欲しくないのか?」

 

問われたマルコの答は、実戦のことを考慮したものでした。つまり、スピードの遅い自分が囮になって巨人の注意をひいているすきに、他のメンバーが巨人を討てば効率がいい。そう思って訓練に挑んでしまっていたと。

 

憲兵団に憧れながらも実戦を想定しているマルコの視野の広さに、エレンは「根っからの指揮役」として純粋に評価します。そしてジャンやサシャ達もまたマルコの指揮下に入りたいというほど。

 

でもそんなマルコはジャンの方が指揮役に向いている、と言うのです。

「怒らずに聞いてほしいんだけど……ジャンは……」

 

マルコの笑顔のアップ。次のページをめくれば、

 

そこには巨人に半身を食われたマルコの腐りかけた死体。そしてそれを見つけたジャン。

 

ここで話の時間は戻り、トロスト区奪還作戦の成功から二日後へ。ジャンを含めた生き残りの兵士達が、感染病の蔓延の阻止のため、急ぎ死体の回収と身元確認を行なっていたとき。

 

作戦中にはほとんど出番のなかったマルコが死んでいた姿。

 

こういった衝撃的で救いのない演出については、進撃の巨人はとてつもなく上手いですよね。

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