諌山創『進撃の巨人』4 ⑤

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第17話「武力幻想」

今回のお話はこの世界のおかしな構造の一端と、エレンたち104期生の性格がまた少し明らかになった回でしたね。個人的にはとても大好きな回で、今別マガで連載されている最新話まで読むと、なんか切なくもなる回でした。

 

対巨人用の立体機動訓練だけでなく、対人格闘術も習う訓練兵。でもこの世界では対人格闘術はそれほど重要視されていないようで、点数も高くないようす。そのため、ほとんどの訓練兵はあまり本気ではないみたい。だけどそこでも頑張るのがエレン。そういや対人格闘術は成績良かったんですよね、エレンは。

 

でもこの頃のエレンはそうでもない様子。相手役のライナーに対して、幼い頃ミカサと共に視察した強盗団とのことを思いだし、格闘術など臨時の際には役に立たないと発します。しかし、ライナーはそれでは「兵士としての責任」に欠ける、と指摘。力を持って戦うことを求められる兵士は、どんな技術でも駆使して守るべき者を守らないといけない、と。逃げることが許されないのが「責任」であるのだと。

 

力を持つことの「責任」を初めて自覚するエレン。ライナーのことを慕っていたのは、こうしたことの積み重ねからなんでしょうね。ライナー兄さん、男前。

 

そしてライナーは、訓練をやる気なさそうにサボっているアニに声をかけてエレンとの対人格闘術をやらせようとします。わざと怒らせるなんて可哀想だけど、まんまとひっかっかって対人格闘術を披露するアニ。エレンとライナーを一瞬のうちにうち伏せる技術。小柄なアニに教えたのはお父さんだとアニは言います。

 

そこでアニはエレンに、「おかしいと思わないのか」と問われます。巨人と戦う技術が高い人間ほど、内地で巨人と戦わずに安全に生きる権利を得ることができる仕組み。それがおかしいと指摘されて初めて気づくエレン。今回のエレンは気づきがたくさんだね!!笑

 

そんな世界の不条理は、立体機動術の衰退を防ぐため、という名目があるのだと食事の際にアルミンが教えてくれてるけど…。アルミンの話が吹き出しにおさまりきってない……。誰も聞いてない……。

 

そんでもって、巨人と戦う技術に優れていて、それを行使して内地に行くことを公言しているジャン。立体機動術が上手いらしく、誇らしげにそのコツを喋っているジャンとエレンがまたケンカ。こいつら……。でも今回は「感情の発散」をしていてはダメだ、とアニの技術を真似してジャンを負かせて場を収めようとします。

 

「楽して感情任せに生きるのが現実だって?お前、それでも兵士かよ?」

 

昼間にライナーとアニから教わって身につけた価値観をすぐに援用できるのはエレンのいいところかもしれませんね。ジャンもまた、それに対して鼻で笑うほど腐っていないし、プライドも低くない。次の日の対人格闘術を懸命に行なう姿に、エレンは少し嬉しそう。そんなエレンがアニに自分の蹴りはどうだったか、と聞かれてアニは「全然なってない」と。それに対してどこが悪いのか教えてくれ、と言うエレンに初めてアニが笑った!!

 

アニが笑って、教えてあげるって言ってくれた!本来なら、ここから始まる何かのストーリー!という展開なんですが、、、、空気を読めない、読まない安定のエレン。

 

「え?やだよ。足蹴られんの痛いし」

 

ヒョオオオオオオオオオって風の吹く音が……笑

 

遠慮しないでと瞳孔開ききったアニがエレンの足を蹴って転がすのも一瞬。オモシロ!笑

 

しかし、ジャンとエレンがケンカしたときの、ジャンの涙目(ミカサへの恋慕と嫉妬笑)、教官に見つかりそうになってミカサが言い訳した「サシャの放屁です」発言。そしてそれに納得する教官!!おかしいやろーー笑

 

こんな優しい時間もあったんですね。。。。。。

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