諌山創『進撃の巨人』3 ①

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特別編 リヴァイ兵士長

 

三巻目にしてようやく出てきましたエルヴィン団長率いる調査兵団!

 

時間軸としては、ちょうどトロスト区が超大型巨人の攻撃により壁が破られた時間帯。エレン達104期生が命を削っていた頃。

 

その数時間前に調査兵団は壁外調査に出ていたんですね。だから巨人が侵攻してきたときも駐屯兵団のみでの対応にならざるを得なかったと。一回目の攻撃の時もそうでしたね。敵はしっかりと調査兵団の不在時を狙っている、ということでしょう。

 

エレンたち3人が調査兵団の壁外調査への進行を見守るなか、エレンの羨望の眼差しを受けている男。

 

人類最強の男、リヴァイ兵士長。

 

飾り名がすげぇ。笑

 

いえーい。ようやく登場リヴァイ。ハンジさんも登場!!やっぱり調査兵団の大人組は安定してて好きだなぁ。

 

エレンの羨望の眼差しを「うるせぇガキ共め…」と一蹴するあたり、リヴァイのツンツンぶりが……。

 

そんな壁外調査は、一部の才覚により死亡率は下がったといいます。それはきっとリヴァイの存在と、エルヴィン団長の考案した長距離索敵陣形のおかげでしょう。それでも毎回3割の死亡者が出る、と。

 

尋常じゃないですよね。めちゃ怖いんですけど…。100人派兵して30人死ぬって…。怖すぎでしょう。

 

案の定、ぱっくりやられている調査兵団の兵士。でもすごい。彼は巨人に食われながらも、人類の勝利を叫ぶのだから。そこで彼に願いを託されていたリヴァイが登場!

 

圧巻の強さで次々に巨人を討伐。巨人一体につき何人も殺されていた前巻までの情況を見れば、彼の強さが際立ちますね。どんな身体の構造でそんなくるくる回れるんだ。

 

しかも戦闘中に巨人の返り血をハンカチでぬぐうほど潔癖症。ハンジさんが「幻滅する」というほど潔癖症。やばいな。

 

でも死に行く仲間の血まみれの手を握ることはいとわない、仲間思いの一面も…。ここの場面にはいつもグッときますよね。

 

自分は役に立たずに死んでいくのか、と恐怖に自問する兵士に対し、

 

「お前は十分に活躍した。そして…これからもだ。お前の残した意思がオレに〝力〟を与える。約束しよう。俺は必ず!!巨人を絶滅させる!!」

 

どんだけかっこいいんだ。

 

というより、彼の「人類最強」の強さは、何よりこの精神力の強さなのだろうな、と感じさせる場面でした。死に行く仲間の思いを「力」に代え、「約束」をするなど、並大抵の神経ではできません。背負うものの多さと重さは他の兵士の比ではないでしょうね。

 

戦場でこんなことをすれば、現実では多くの兵士が壊れて死んでしまうでしょう。そこをあえて背負う。それがリヴァイ兵士長を「人類最強」たらしめている描写であるのかもしれません。

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