諌山創『進撃の巨人』1 ③

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第3話「解散式の夜」

前話で5年前の惨劇が回想された後。時間軸は現在へと戻って、エレンたち訓練兵の3年の訓練の終わった日になります。

 

兵士達が所属兵団を決め、翌日に希望して配属になる。その前日の夜。エレンたち幼なじみ組が危機感に顔を怖くしているのに対し、他の同期の訓練兵はそれぞれ緊張感も思うところも違う様子。

 

そしてこのとき登場した憲兵団志願のジャンがあんなことになるなんて、この時どのどれだけの読者が思ったことか。笑

 

ほいでもって、いつの間にか訓練兵団104期生のなかで最強になっているヒロインのミカサ。笑 成績5位のヒーロー、エレンに比べてかっこよすぎるやろ。

 

解散式の夜。エレンは調査兵団に入ることを誓います。そしてそれに同意して自分たちも、と調査兵団所属を希望するミカサとアルミン。

 

この夜にハンネスさんと再会しますが、そのときに父親のことに触れられたエレンが頭痛をおこして気を失ってしまうのも、ほんとに19巻まで読んだあとだとすっかり忘れてしまっていた伏線でしたね。

 

解散式の夜が開けて。ジャンとのケンカの際にエレンが言った言葉に共感した同期の幾人かが、調査兵団を希望していることを知るエレン。壁上固定報の整備を行なうために集った同期たちが和気あいあいしているのが見ててほほえましい。

 

しかーし!!!油断を許さないのが『進撃の巨人』!!まさかまさかの展開。壁上で「勝てる。人類の反撃はこれからだ―」と仲間の絆を確認したエレンが確信した矢先。

 

壁上から壁内をのぞきこむように突如として現れた、超大型巨人。めっちゃ怖いがな!!

 

しかも超大型の発生させた熱気で班員は壁から落ちるし!一気に臨戦態勢!

 

突如の出来事に実戦経験のない班員がうろたえるなか、巨人への恨みによっていち早く冷静になり、超大型を目標と定めて指揮をとるエレン。

 

おお!主人公!!!!笑

 

しかし、今回、エレンの解散式の夜の演説など、エレンが言っていることに共感できる部分を読者に説明してくれていた回だなと思いました。身の安全を願って内地に行ける憲兵団を希望するジャンが小物に描かれていたりして、まるでエレンが正論であるかのような描き方。でもこれが、物語が進むにつれてわからなくなってくるのが、『進撃の巨人』の良さだと思います。

 

実際、エレンのように勇敢に立ち向かう調査兵団の価値観も、家族や自分の身の安全を願って内地へ移り住みたいと思う人々の価値観も、作者はどちらも否定せずどちらも正論であると言っています。このあたり、本当にそう思います。

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