諌山創『進撃の巨人』1 ②

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『進撃の巨人』第2話「その日」

物語は巨人襲来から五年後の850年から始まります。回想という形でエレンたちの⑤年前の惨劇が描かれていて……。とんでもなく絶望的な情景。

 

超大型巨人が蹴り破った壁の破片が家の方向へ飛んでいったことを確認して、エレンとミカサは家に急ぎます。家は壁の破片で大破。エレンのお母さんはその下敷きになってしまっていました。助けに来た駐屯兵団のハンネスさんは、なんとか迫り来る巨人を倒して三人を倒そうとしますが、巨人に面してすぐに踵を返してエレンとミカサだけを連れて逃げます。

 

「戦ってはだめ」と逃げるように言っていたお母さんが、ハンネスさんに「ありがとう」と言いながらも、一人になったときに「行かないで」と泣くのは辛すぎた……。

 

怒るエレンにお母さんを助けられなかったのは、エレンに力がなかったこと、そして自分自身に立ち向かう勇気がなかったためだと泣きながら言うハンネスさん。根源的な恐怖の前に、大人も子供も等しく絶望する様が。。。。それでもきっと、助けられた命を数えれば、きっとハンネスさんの判断は「正しかった」のかもしれません。でも、きっとそれはエレンにとってもミカサにとっても、ハンネスさんにとっても「正しくない」判断だったのでしょう。

 

シガンシナ区の奥の扉、ウォールマリア部分の扉をふさごうとする兵士達のやり取りも壮絶でした。

 

「これ以上は危険だ閉門しろ!!」

「何言ってんだ まだ中に大勢の人が残ってるんだぞ!!」

「この門が破られたら街一つが巨人に占領されたどころの話じゃない!!次の壁まで人類の活動領域が後退するんだぞ!?」

「目の前の人間を見殺しにする必要はない!!」

 

どっちも正論やないか……。。。。辛い。こんなとき、人間はどんな判断ができるんだろう。結果論でしかないですよね。

 

でもなんやかんや言うてたら、今度はまた変な巨人がやってきて門を体当たりで破壊してしまいます。

 

そして、ウォールマリアは突破され、人類は敗北した。

 

845年の巨人の襲来から人類の危機意識は大きく激変した。人類のため、兵団では新兵達がその心臓を捧げようとしていた。

 

そこに、エレンやミカサ、アルミンの姿も。成績上位者10名のうち主席がミカサ。5位がエレン。10位には選ばれなかったがアルミンも。なんかこの順位が妥当すぎて現実的。

 

指揮官のセリフで、素朴な疑問。

「今この瞬間にもあの「超大型巨人」が壁を破壊しに来たとしても不思議ではない。その時こそ諸君らはその職務として「生産者」に代わり自らの命を捧げて巨人という脅威に立ち向かってゆくのだ!」

 

とあるけど、「生産者」ってだあれ?王族?貴族?商人?

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