空知英秋『銀魂』46 ③

51tWV9OPeiL._SX315_BO1,204,203,200_[1]

第四百一訓「ドッグフードは以外に酒の肴になる」

題名が。空知、お前やったのか。

腹ぺこのまま家出した定春。定春を探す万事屋一行。必死に探す神楽ちゃんと新八をよそに、素知らぬふりの銀さん。

どうやら銀さんは定春が拾った子犬を捨てた人を突き詰めた様子。お金持ちのひとたちが、犬好きの家の主人が孤独死したあとに残った子犬を「病気持ちで雑種だったから」という理由で捨てたようです。

 

ほんで銀さんは万事屋として、その子犬を処分して欲しいと依頼されます。

それをたまたま聞いていた定春が金持ちの奥様方に牙を向きます。銀さんは相変わらずの素知らぬ顔。定春に声をかけます。

「しってんだろその子犬。手土産に連れてきたら帰ってきてもいいぜ。報酬でエサもたらふく食えるし万々歳じゃねーか。問題ねーだろ」

それを聞いて逃げ出す定春。へこんでいる定春に、身体が弱っていたはずの子犬が魚を一匹とって、大きい方を定春にあげます。

苦しいときは苦しみもわかちあう。そんな坂田家の教訓に嫌気がさして出てきた定春ですが、それが子犬の優しさによって身にしみてくる定春。

 

そっから毎日子犬のために魚をつかまえて持って帰る定春。大きい方を子犬に、自分は小さい方を。

 

魚をとってる定春、、、なんか途中変なことにもなっていますが……。

お腹が減っても魚をとって公園にいる子犬へと持って行く定春と、日に日に弱っていく子犬。そして、ついには動かなくなってしまった子犬を前に、自身も力尽きて倒れながら涙を流す定春。のページの前でぼろ泣きするわたし。そらちーーーーーーー!!

 

公園には定春が子犬のためにとってきた魚が食べられずに大量に腐っていました。それを見て「何コレ」となる奥様方。銀さんはそれを片付けながら、魚のなかにこっそり毒入りのエサを入れていたのだと言います。おかげで子犬を処分できました。なので、報酬くださいと。

 

次に定春が目覚めたのは動物病院のオリの中。その前に座っている銀時が自分にエサをやって「たらふく食えばいい」といった言葉に反応して、子犬が殺されたと知り牙を向く定春。

 

そんな定春に余裕綽々な雰囲気で「我が坂田家はしんどい時は仲良く分け合いだ」と。たった一粒のドッグフードを渡す銀さん。

 

「ゴチになりまーす」と言った銀さんの手には一粒のドッグフード。もう一つのドッグフードは元気になった子犬のオリのなかに。

 

どうやら魚に混ぜていたのは薬。子犬を探していた亡くなった主人の親戚の子も探し出して、子犬の引き取り手も見つかって、医者からの薬代の請求も全力で逃げて。

 

三人と一匹でドッグフードを食べて今回のお話は終わり。

 

空知先生らしい人情味溢れる優しくて粋なお話。そして久しぶりに見た偽悪的で分かりにくい優しさのある銀さんにとっても満たされたお話でした!

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ