漆原友紀『蟲師』8 ⑦

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「泥の草」

たまにあるホラーなお話のなかでも、結構トップレベルでホラーだった今回のお話。しかも珍しく人が死ぬお話です。

 

冒頭、行方不明になった子どもを探して山に入る大人たち。彼らが見つけたのが、子どもが来ていた着物。帯も結ばれたまま、まるで中身の人間だけがいなくなったような着物の絵には、なんだかぞっとするものを感じました。

 

「持って行かれた」と口々に言う村人たちの言葉がまた恐ろしい。怪異的なお話なのかしら、と怖い始まり方ですね。

 

ギンコがその村に訪れたのはさらにまた後のことのようです。足から妙な芽が生えて、足が動かなくなるという奇病に悩まされていた里に、たまたま通りかかったギンコが治療をほどこします。

 

今回は、よくある蟲のようで、簡単に処置して完了。どうやら里山には、死体に憑く蟲が生息している模様。死体に寄生し、その栄養分を取ることで生きている蟲。その蟲につかれれば死体は泥のようになり、跡形もなくなるのだそうです。生きたものがその泥をそれと気づかずに踏んでしまえば、足からその蟲が生えてしまうのだそう。

 

蟲師のなかでは良く知られている蟲だそうで、生きたものを食う力のない蟲は、それほど増えることもなく、薬を塗れば簡単に取れる。

 

里では昔から正体は分からずとも、その蟲がいることは知っていたようで、里で死人が出れば、山に返し、数日は絶対に山に入らないという掟を作って、守り続けていたようです。ですが、村に伝わる伝聞で、その掟を破って山に入れば、「死が移り」、今回のような症状が出てしまうと。

 

だから今回も、「死が移った」のだと口々に言うのです。

 

どうやら先日亡くなった男性を山に返したところだったそうで、誰かが掟を破って山に入ったのだろうと皆は言います。

 

ギンコが自分のもとへ訪れる里人を治療し終え、里を歩いて蟲の草を除去しているなか、一人の少年と出会います。そこで、少年から叔父を見てくれと頼まれて家に行くと、なんと足にぼさぼさと草を生やした男が!!歩けないほどに草が足に多い茂っていて、もうビジュアルがえぐい……。

 

おっと続きは明日!めっちゃ中途半端ですが!

 

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