漆原友紀『蟲師』7 ④

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「雷の袂」

前回の鏡が淵とは対照的に、後味のすっきりしない、それでいてとっても辛いものが含めらていたのが今回のお話。

 

子供を愛することができない母親と、それを知りつつも母親に愛されることをどこかで望んでいる子供の物語。

 

ギンコの人間らしく、人よりも熱い感情の一端も見ることが出来た今回のお話。

 

冒頭からかなりショッキングな始まり方。

 

 

 

雷の鳴り響くなか、子供が巨木に縛られて、泣きながら母を読んでいます。

母親の方は家のなかで、その声が届かぬよう、耳をふさいでる。

そんななか、子どもが縛り付けられている木に雷が落ちるというびっくりするほど、ショッキングな始まり。

 

 

ギンコがその里に訪れたのは、晴れたとある日。

雷が一本の木にばかり落ちるということを聞き、ふらりと訪れた家にいたのは、雷に何度も打たれながらも

生きているという子ども。

 

どうやら蟲が彼の中に住み、それが雷を呼んで、彼の上に雷を落とすことでエネルギーを蓄えて成長しているとのこと。

蟲は十分に育てば自然に体から出ていくが、その前に身体が耐え切れずに死んでしまうかもしれない。

 

彼が生まれた時の臍の緒があればその前に蟲を体内から出す事が出来る、と親子に伝えるギンコ。

 

しかし、母親は「どこにやったかしら」と話し、父親も妻に探すように言うだけで仕事に戻ってしまいます。

 

 

父親の淡泊ぶりもなかなかなものですが、母親の態度に不信を感じたギンコが問うてみると、

その子供は確かに女が腹を痛めて産んだ子。

 

 

しかし、彼女の子どもへの愛は薄い。それを感じ取って、子どももどこか暗い影を負い、蟲を出す事を拒んだ。

 

なんだか鬱々とした展開で、この話の先には救いはあるのかと問いたくなるような。。。この続きはまた明日、ゆっくり感想を書きたいとおもいます!

 

 

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