漆原友紀『蟲師』3 ④

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「硯に住む白」

今回のお話は題名からしてステキ。今回は本当に賢明に生きている蟲と、それによって生命を脅かされる人間との共存関係について考えさせられた回でした。人が死んだり、苦しんだりしたけれど、最後のしめくくりがとっても優しい終わり方になっていて、読後感も最高。

 

今回は、海里の先生。化野先生のおでましです。化野先生が集めまくっていた収集物のなかに、蟲を閉じ込めた品があった。それが、今回メインの品となった硯。里の子供たちがイタズラに先生の蔵のなかに潜り込んで、たまたま見つけたその硯を使ってみたところ――。

 

子供達の体温が下がり続け、「寒い寒い」と訴える奇病にかかっってしまった。化野先生が往診したところ、子供の吐く息までもが凍り付くほど体温は下がっている。子供達が蔵で硯を擦ったと言ったこと、そしてその妙な症状から、「やっちまったー」となった化野先生は急いでギンコを呼びつけます。

 

出所が曖昧なモノを買うな、と化野先生の軽率さに釘をさしながらも、硯の銘を手がかりに作り主のもとを訪ねてみようと言うギンコ。蟲の原因がわからないと対処の仕様もないのに、すぐに動いてくれる様は、ほんと頼りになりますね。出て行く際、ぽん、と化野先生の肩を叩くギンコのさりげないフォローが素晴らしい……。

 

化野先生もこたえている様子、、、

 

そんで案外驚いたのは、硯の作り主が若い女性だったこと。蟲師って特に老若男女こだわりなく登場人物が出てくるので、しわしわのじいちゃんが出てくるかな、とか思ったけど、才能のある若い女性が出てきました。

彼女とその硯の話もとても切ない……。。。自分の真心こめて作った傑作のせいで、婚約者が死に、他にも何人も死ぬなんて。。。

 

彼女の話を聞いて、蟲の正体と対処の方法に思い至ったギンコもすごいけど。いつもこんなとき、ギンコの蟲師としての腕はどんなものなのかとても気になります。蟲師てみんなこんなに万能なのかしら。

 

またまた長くなりそうなので、続きは明日!

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