槇えびし『天地明察』二 ①

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ワクワク漫画。『天地明察』。こういう主人公がオタクな漫画、大好きです。笑

 

さて、第二巻。扉絵の春海と道策。とてもいい関係ですよね。

二人の勝負の場所は囲碁。道策は春海の背中を追っているようにみえます。彼の春海への熱意がとても強いもののように感じられますが、当の春海は飄々としています。彼の見上げるのは天の星。

天の星を、算術をもって読み解こうとするのが春海の想う「春の浜辺」。

 

そんな春海の仕事が、大きく変わっていくのが第二巻でした。

 

関さんの稿本を読んだ春海は、磯村塾に関さん宛の問をつくることを決心します。その決心を同じ算術仲間の安藤さんに話す顔の活き活きしたこと…。あくまで彼の勝負の場所は算術のようです。

 

しかし、そんな彼にやはり道策は囲碁の勝負を持ち込みますが、それは春海には届かない。もうなんだか道策が片思いしているようにしか見えない。笑

春海もまた、全く無視しているのではなくて、道策に応えられないながらも少年のことをとても良く見ていますよね。道策の想う丈が分かるからこそ、無碍にも出来ず、しかし囲碁は春海の勝負の場所ではないから。。。何とも難しい。命を与えてくれるのは、春海にとっては算術で、それ以外にはないんですね。道策にとって囲碁がそうであるように。

 

そんななか、老中酒井様との指導碁で再び見せ場が!!

 

赤井様の問いで判明しましたが、春海はいろんな「芸」を持った人のようです。

囲碁、神道、朱子学、算術、測地、暦術。

 

酒井様のおはなしは天の話になっていきます。月と地球の距離の話になって、初めて感情を現した酒井様。天の大きさに驚いた酒井様に、、、春海は驚いてました。笑

天に人が触れようとすると、、、、それは生涯かかるような話。

そこで設問をひらめいた春海。同時に、天へ手を伸ばすような仕事を生涯行うことにも、「悪くないかもしれない」とふと思います。

 

そして酒井様からご下命。

 

「北極星を見て参れ」

 

つまり、日本中の場所で北極星の位置を測定せよと。

 

第一巻で、まだまだ趣味の領域を越えていなかったように見えた春海の測地が、ここにきて「ご下命」になっていく。何かが確実に動き出しています。しかしそれは突然に起こったことではなくて、春海がずっと昔から「何のためにやるのか」と言われてもやめずに、続けて来た色々な知識が身を結んだんですよね。すごい。

 

にしても、半月後に出発ね!って、早すぎやろ。今やったらもうほとんどブラック企業並みの配置転換よ!

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