槇えびし『天地明察』一 ①

6a392a64552fafb244f33fc55e5355e0[1]

沖方丁原作、2012年には岡田准一、宮崎あおい主演で映画化もした『天地明察』。マンガでも2011年から人気を博しています。

時代は江戸初期。主人公は渋川春海という、歴史上の人物です。江戸幕府成立後、それまで800年以上続いた暦を改暦した人物です。歴史教科書にもちらっとしか出て来ない渋川は私も全く知りませんでした。なんか聞いたことあるかも、程度の人物でしたが、どうやら面白いらしいということで購入してみました。

 

するとまあ。

 

何より絵がとっても素敵。少し埃っぽいような雰囲気が出ていて、とても江戸時代の空気感が描かれているように思います。

第一巻の始まりは、春海が年を経てから為した大仕事、改暦の詔が出るシーンで始まります。

 

「暦は約束だった」

 

という言葉に引き寄せられる気がして、どんどん読み進めて行けました。始まりから、ラストまできちんと期待できそうだと思わせる始まり方です。

 

そして第一幕は若い春海が出て来ます。名前はこのとき、「安井算哲」(やすいさんてつ)。

なんとこの人、碁打ち衆のひとりだったようです。しかもなんか強いっぽい。

 

当の本人は、二刀を腰にさしていてもその重さにこけてしまう程、ぼんやりとしているような人です。そして、碁打ちの仕事の合間に算術の本を読んで、同じ碁打ち衆に怒られています…。

 

この時代、碁の真剣勝負は禁じられていたようで、定石通りの碁を打ち続ける毎日に、算哲はどうやら退屈している様子。そんな彼は、あの本因坊家からも一目置かれる安井家の才覚ある二代目碁打ちらしいのですが。。。当の本人は、その才能には全く気付いていないのか、頓着がない様子。

彼を唯一駆り立てるものが、算術や星のようです。

 

このときから、算術仲間には「渋川春海」の名で通っていたんですね。

友人?から江戸のお宮に算術の問題が書かれた絵馬を奉納しているところがある、と聞いてワクワクしながらめっちゃ早起きしてそこに向かいます。そこには難問ばかり書かれた絵馬が並んでいて、算哲は解こうとするのですが、なかなか解けません。そうこうしているうちに城に出る時刻になり、急いで向かおうとするのですが、「あ、刀忘れた」と、もう一度戻ります。

すると、なんとその短時間に難問ばかりの絵馬に答が書かれていました。回答者は「関」という若い武士だということ。

 

そこから、算哲の物語ははじまっていきます。

 

歴史物語っていうと、どうしても先が知りたくてその人のことを調べてしまうんですが、今回はやめておこうと思います。

なんだか主人公はもちろん、登場人物もみんな素敵だし、何より難しい算術をとってもかっこよく漫画で表現しているのが素敵。

 

面白い漫画に出会えました!!!

コメントを残す

コメントを投稿するにはログインしてください。

サブコンテンツ

このページの先頭へ